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手術体験記3


桜のつぼみが膨らみ始めた頃、私の入院生活がスタートしました。

振り返ると、48歳を目前に控え手術への怖さと、痛みから解放されるという期待感が入り混じって臨んだ事が思い起こされます。「年齢的に再置換が前提」との説明を受けましたが、手術を先延ばしにして自分が思うように動けない為に家族に何もしてあげられず苦痛の日々を過ごすより、手術をして普通の生活を送れる方がどれだけ素晴らしい事ではないかと思い、再置換は人生の通過点として受け入れました。

入院生活は暇をもてあますだろうと思い、読みたい本・聞きたい音楽CD等を持ち込み、家事から解放されるのだからこの際優雅に過ごそうと思っていたのですが、現実は多いに違っておりました。

手術翌日から「何を優雅に寝とっとねぇ~、足上げをせんねぇ~。」と、耳を疑うような先生の言葉に驚き「昨日の今日なんですけど」との思いから、先生が鬼に思えました。朝のリハビリ室で患者さん達と一緒の筋トレで一日がスタートし、病室でも筋トレ!時間が有れば筋トレ!と筋トレ三昧の日々でした。くじけそうになると「脚が広がると世界が広がる!頑張ったら山登りができる!」と先生に励まされました。

後日先生から「4週間後は手術した脚が身体を支える事になるから僕も必死だった。」と伺い、鬼に思えたなどと思った事が申し訳なく反省したものでした。

続く